採用情報RECRUIT

「お前はいてもしょうがない」。そういわれた西尾が、今ここにいる訳。

自分一人の責任で済む話ではない。
そんな大切なことに気づいたとき、目が覚めました。

仕事がまったくできなかった。何をやるのも遅くて、それでいてミスをする。あまりにも仕事ができないので配置換えもされましたが、その部署でも、みんなから煙たがられていました。「お前は、ここにいてもしょうがない」「この仕事、お前に向いてないぞ」などときつい言葉も受けました(笑)。今考えると、そんな言葉を発してくれたのは、私を奮起させるためだったのでしょう。でもその当時は、「そうだよな。俺はいらないよな」と、どんどんとマイナス思考に陥りました。事実、本当に仕事ができなかったのです。社会人を甘く見ていたのでしょうね。責任なんて、かけらほどもなかったですから。25歳のとき、「もう辞めよう」と思って店長に伝えたら、思わぬひと言が。「どうせお前、次のことを何も考えてないだろ!」と。図星でした。ただただ、そこから逃げたかっただけだったのです。

同じ会社の中で転職?!

「じゃあ、これからオープンする上田店に行け。そこでダメだったら辞めていい」と言われました。まさか自分のことを、ここまで考えてくれているとは思いませんでした。もう一度、チャンスをもらえたのだからやってみよう。そう思って上田店に異動しました。その上田店での経験が、私を大きく変えたのです。とはいっても、上田店でもミス続き。また怒られる!と萎縮している私に、先輩たちは「いいよ、俺がフォローしておくから。次に生かそうな!」と言ってくださったのです。驚きましたし、うれしくもありました。先ほども言ったように上田店は新規オープンであり、イチから新規顧客を開拓しているところでした。営業の方々が必死になって受注してきたものを、私のミスで失いたくはない。そう思えた瞬間でした。

今だから言える、ここだけの話

1年が過ぎ、仕事にも徐々に自信が持てるようになりました。そんなときに長野店から、「そろそろ帰ってこないか」と。正直、帰りづらかった。でも結婚が決まっていたこともあり、退路を断つつもりで戻ったのです。すると意外にも、先輩たちは「よく帰ってきたな」とあたたかく迎えてくれたのです。ひょっとしたら上田店の店長や先輩たちが、「西尾は頑張っている」「ここまで成長した」といった評価を、長野店に伝えてくれていたのかもしれません。仕事には厳しいけれど、心根がやさしい人がたくさんいるマルニシは、私にとって大切な場所です。半年前、業界紙のほんの小さな記事で保育園新築計画があるのを知り、工事を請け負うと目される企業に地道にアプローチしていたところ、大きな受注につながりました。そういった一歩先を見据えた営業ができるようになったのも、周囲の先輩のおかげ。これからも努力して、お客様にも仲間にも信頼される人間になっていきたいです。

< 一覧へ戻る